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乳がん

乳がんとは

乳がんとは乳がんは、日本人女性のがんの中で最も多いがん疾患で、9人に1人が一生涯のうちに発症すると言われています。2019年には日本で97142人の方が乳がんと診断されており、乳がんで亡くなる方は年々増えていると報告されています。
乳がんは30代から発症者数が増え始め、日本人の場合40代と60代後半以降に二峰性のピークを持つ傾向があることがわかっています。しかし、若い人やお年寄りの方が発症するケースもゼロとは言えません。
しかし一方で、非常に発症者が多いにも関わらず、死亡者数は女性のがんの中で4番目と、早期発見・早期治療を行えば治癒率の高いがんであることも知られています。
どの年代でも早期発見は大事ですので、定期的に乳がん検診を受けたりご自分で自身の乳房のチェックを行うなど、早期発見を目指すことが重要です。

乳がんにかかる原因

乳がんの発症には多くの原因が複雑に関わっています。
一般に以下に当てはまる方は乳がんを発症する可能性が高いと言われています。

  • 体重が重い
  • 初経年齢が早い
  • 閉経年齢が遅い
  • 子どもを産んだことがない
  • 子どもを産んだ時の年齢が高い
  • 授乳経験がない
  • 喫煙歴がある
  • お酒を沢山飲む
  • ご家族の中に乳がん・卵巣がんにかかった方がいる
  • ホルモン補充療法を受けている、もしくは受けたことがある
  • 糖尿病と言われている

乳がんの症状・発症しやすい部位

乳がんの症状としては、次のようなものが挙げられます。

乳がんは乳腺にできるため、乳腺が沢山ある部位に発症する傾向があり、乳房の外側上部(乳頭と脇のあいだ)にできるケースが一番多いですが、内側上部や外側下部にできることもあります。

乳がん検診を受けて早期発見・早期治療に努めましょう

乳がんは早く見つけて正しく診断し、治療を受ければ他のがんよりも治癒に至る可能性は高いです。
症状が出ていないうちから定期的に検診を受け、症状が出た際はすぐに乳腺クリニックへ受診し、早期発見に努めましょう。早期発見できれは、治癒できる可能性が高くなるだけでなく、手術となっても乳房を全部切除せずに済む可能性が高くなります。

乳がん検診について