乳がん精密検査(保険診療の場合)
乳房精密検査について
乳がん検診で異常が見つかった場合は、乳房精密検査が必要です。これで、腫瘍が良性か悪性か、どういった原因があるのか、現在の状態や治療法などが調べられます。
精密検査をご希望の場合、紹介状は必須ではありませんが、乳がん検診で異常が見つかった時の結果や画像などはできる限りお持ちください。これらの情報は、スムーズな検査を実施する上で重要なものとなります。
乳がん精密検査を受ける流れ
1ご来院
健康保険証・マイナンバーカードを窓口へお見せください。問診票を渡しますので、記入をお願いします。
また、次の内容についてもお聞きします。
事前にWeb問診で回答いただいている方は、記入は不要ですので、Web問診で回答済である旨をお申しつけください。
お聞きする内容
- 乳腺の疾患にかかったことがあるか
- その他疾患で治療を受けたことがあるか
- ご家族の既往歴について(特に乳がんや卵巣がんなど)
- 内服薬
- 月経の状態
ご不明な点がある場合、問診票への記入に補助が必要な場合は、受付へお気軽にお申し出ください。
2視触診
乳房の見た目から皮膚の色や凹みなどに変化がないか、しこりや乳頭から分泌液が出ていないか等のチェックを行います。脇の下のリンパ節も触って、異常がないかを確認します。
3マンモグラフィ検査
マンモグラフィ検査の経験が豊富な女性技師が担当します。お話を丁寧にお聞きしながら安心して検査を受けられるように、かつ痛みを最小限にするよう心がけています。
4超音波検査
医師、または技師がきめ細かな検査を実施します。
5細胞診・針生検検査
視触診および、マンモグラフィや超音波検査を行った結果、悪性の可能性がある場合に実施します。稀に良性腫瘍を疑う場合でも、急速な増大傾向がある場合には行うこともあります。
6結果の説明
乳腺専門医が視触診、マンモグラフィや超音波検査の結果を総合的に判断し、当日中に結果について丁寧にお話しします。細胞診・針生検を行った場合、結果は検査から1~2週間のうちに分かりますので、結果が出てから再度受診していただき、説明を行います。
検査の結果、高次医療機関での精査や治療が必要であると判断した場合は紹介状を作成しお渡しします。
※上記検査の流れは、患者様の状態に応じて流れを変えたり省略したりすることもあります。
乳がん検診(自費診療の場合)
乳がん検診は無症状のうちから定期的に受けましょう
乳がんは女性のがんの中で、一番罹患者数が多いがんです。日本人女性の場合、約9人に1人が罹患するといわれており、決して珍しい疾患ではありません。しかし早く見つけてきちんと治療を行えば、他のがんよりも治りやすいと言われています。非浸潤癌というStage 0の状態で見つけることができれば5年生存率は99.9%以上、Stage Iでも5年生存率は97.4%と非常に高い治癒率が期待できます。
ご自身では異常に気付かない段階でも定期的に検診を受け、早期発見と早期治療へ繋げることが大切です。
以下に当てはまる方は自費診療の乳がん検診を受けましょう
- 初潮が早かった
- 閉経が遅かった
- タバコやお酒をよくたしなむ
- 乳がんもしくは卵巣がんになった血縁者がいる
- ホルモン補充療法をおこなっている、もしくはおこなっていた
- 「上記に当てはまらない、症状もないけど乳がんになるのは怖い」と不安な方
乳がん検診を受ける流れ
1ご来院
健康保険証を受付へお見せください(健康保険証がなくても、ご本人だと分かる証明書でも問題ありません)。
問診票を渡しますので、記入をお願いします。その際には、以下の内容についてお聞きします。
事前にWeb問診で回答いただいている方は、記入は不要ですので、Web問診で回答済である旨をお申しつけください。
お聞きする内容
- 乳腺疾患にかかったことがあるか
- それ以外の疾患で治療を受けたことがあるか
- ご家族の既往歴(特に乳がんや卵巣がんなど)
分からないことがある場合、問診票への記入へのサポートが必要な際は、ご遠慮なく窓口へお申し出ください。
2視触診
乳房の見た目から皮膚の色や凹みなどに変化がないか、しこりや乳頭から分泌液が出ていないか等のチェックを行います。脇の下のリンパ節も触って、異常がないかを確認します。
3マンモグラフィ
マンモグラフィ検査の実績が豊富な女性技師が担当します。お話をお聞きしながら、痛みを少なくするよう寄り添った対応に徹底します。
4乳房超音波検査
医師、または技師がきめ細かな検査を実施します。
5結果説明(後日結果を郵送する場合もあります)
乳腺専門医が視触診、マンモグラフィや超音波検査の結果を総合的に判断し、当日中に結果について丁寧にお話しします。細胞診・針生検を行った場合、結果は検査から1~2週間のうちに分かりますので、結果が出てから再度受診していただき、説明を行います。
検査の結果、高次医療機関での精査や治療が必要であると判断し場合は紹介状を作成、お渡しします。
※上記の流れは状況によって順番が変わったり、省略されたりすることもあります。
検査費用
保険診療
症状が見られる場合は、保険診療で検査を受けていただけます。
下記の料金は、初診(3割負担)を想定したものですが、診療内容、保険の種類などで多少の増減がございますのでご留意ください。
視触診・マンモグラフィ・超音波 ※当日に結果を説明します |
約3,600円 |
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視触診・マンモグラフィ ※当日に結果を説明します |
約2,600円 |
視触診・超音波 ※当日に結果を説明します |
約2,000円 |
※針生検を行った場合は追加の費用が発生します。
乳がん検診(自費診療)
無症状で、かつ健康診断・人間ドックとして受けられる場合は自費診療となります。
なお、検診で異常が発見された場合、他の検査も必要だと判断された場合は、保険診療へ変更されます。
視触診・マンモグラフィ・超音波 ※当日に結果を説明します |
13,000円(税込) |
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視触診・マンモグラフィ ※当日に結果を説明します |
8,000円(税込) |
視触診・超音波 ※当日に結果を説明します |
6,000円(税込) |